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ストラット式サスペンション
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 模式図ストラット式サスペンションとは、サスペンション方式の一種で、テレスコピックショックアブソーバー自体を懸架装置とし、それにばねと車輪を取り付けた構造のもの。考案者にちなんでマクファーソン・ストラット(MacPherson Strut)式とも呼ばれる。
簡潔でコンパクトな構造を長所としており、安価なことから、自動車用の独立懸架としては1970年代以降、世界的にもっとも多く利用されている。
目次
1 歴史 2 概要 2.1 特長 3 種類 4 関連項目原型は1940年代にアメリカ合衆国の自動車技術者アール・マクファーソン(Earl Steele MacPherson 1891-1960)によって考案された。
マクファーソンはこの簡略なサスペンションを考案した当時、ゼネラル・モーターズ(GM)のために働いていたが、GMでは既に実績のあるダブル・ウィッシュボーン式独立懸架に信頼を置いて、マクファーソンの提案を顧みなかった。これには、初期の独立懸架方式の一つである
GMの冷淡さに不満を抱いたマクファーソンは、GMを去り、競合メーカーのフォードにこのアイデアを持ちこんだ。フォードもこの新方式をアメリカ本国の大型車に使うことには躊躇したようであるが、コンパクトな構造が小型車に適していると判断され、子会社であるイギリスのブリティッシュ・フォードの新型車にこれを導入することにした。
この方式はやがてヨーロッパの他メーカーにも小型車を中心に広まって行った。ことに1960年代以降、横置きエンジン方式の前輪駆動車が各国で開発されるようになると、省スペースなストラット式独立懸架はこれと組み合わせるのに好適な方式であることから、普及に拍車がかかった。
日本車で最初の採用となったのは1965年に登場した商用車であるホンダ・L700の前輪である。一般の乗用車用では1966年に登場したトヨタ・カローラの前輪に採用されたのが最初であった。以後、欧州同様に急速に広まった。
前輪駆動方式が乗用車の駆動方式で主流を占める昨今では、特殊な事由のない限り、多くの中型以下の乗用車が、フロントサスペンションにストラット式を採用している。
また、一般車に多く採用されるストラット式は、ダブルウィッシュボーン式のようにジオメトリーの変更が容易では無いが、少ない部品点数で構成されることによってコストダウンが容易で、量産車向けのサスペンション形式といえる。
長所 この方式の特長は、他の方式と比較してストロークを大きくでき、スペース効率に優れ、軽量でコストが安いことである。また、後輪については横力によるタイヤのトウ角変化を積極的に使うことにより、タイヤのグリップを向上させることができる。さらに、ボデー側の取付け点がダブルウィッシュボーン式にくらべて、上下方向に分散しているために、ボデーに働く力が小さい。主に中型以下の乗用車に多く用いられる。 短所 ダブルウィッシュボーンサスペンションでは、コーナリング中にかかる力はサスペンションアームに掛かるだけであるが、ストラット式の場合、ストラット自体が力を受け、曲げ方向に変形する点が短所となる。これにより、コーナリング中にショックアブソーバーの動きが規制されてしまい、スムーズにストロークしなくなる。この力をキャンセルするため、コイルスプリングとショックアブソーバーの軸線を傾けたり、オフセットさせているものが主流である。 もう一つの短所は、サスペンションが沈み込んだ際に発生するキャンバー変化を任意に設定しにくいことである。ただし、キャンバー変化の適値を決めることは困難である。すなわち、キャンバー変化を大きくすると旋回時には外側のタイヤが直立するので都合が良いが、逆に直進中でも路面変化(アンジュレーション)によりキャンバーが変化するため、車両がふらついたり(外乱)、タイヤの偏磨耗を引き起こす。 スペース面での短所としては、ストラット上側取り付け部がタワーと呼ばれる形状となり、サスペンション剛性を確保するためには、タワーを太くせざるを得ないため、エンジンルームや、客室、荷室の空間を大きく侵食されることがある。 ダブルウィッシュボーン式サスペンションとの関係 機構学的にはダブルウィッシュボーン式の変形と考えることができる。すなわち、ストラットのボデー側取付け点を含むストラットの法面が、ダブルウィッシュボーン式サスペンションのアッパアーム長を無限大にしたものと等価である。したがって、ストラット式サスペンションのジオメトリー設定の自由度は、ゴムブッシュの変形を除き、ロワアームの長さと角度で決まる。 マクファーソン式 パラレルリンク式 2本のロワアームを平行(パラレル)に近い角度に配したもの。2本の長さや取り付け位置を変えることで、トーコントロールが可能。 デュアルリンク式 ロワアームに加え、ラジアスアーム(前後方向のリンク)で位置決めを行うもの。 チャップマン式 これはコーリン・チャップマンが考案したもので、デュアルリンク式の左右方向のロアアームをドライブシャフトで兼用するものであり、部品点数や質量の削減効果がある。ドライブシャフトに駆動あるいは反駆動トルクがかかっている場合、スムーズにストロークしない。初代ロータス・ヨーロッパや初代ロータス・エランに用いられている。 ホイールアライメント サスペンション 独立懸架 ストラット式サスペンション スーパーストラットサスペンション トレーリングアーム式サスペンション ダブルウィッシュボーン式サスペンション マルチリンク式サスペンション 車軸懸架(固定車軸) ド・ディオンアクスル リーフ式サスペンション リンク式サスペンション 可撓梁懸架 トーションビーム式サスペンション NewPP limit report Preprocessor node count: 6/1000000 Post-expand include size: 0/2048000 bytes Template argument size: 0/2048000 bytes Expensive parser function count: 0/500 --> カテゴリ: 自動車サスペンション技術 表示 本文 個人用ツール ナビゲーション メインページ コミュニティ・ポータル 最近の出来事 最近更新したページ おまかせ表示 ウィキペディアに関するお問い合わせ ヘルプ ヘルプ 井戸端 お知らせ バグの報告 検索 ツールボックス リンク元 リンク先の更新状況 特別ページ 他の言語 最終更新 2008年11月11日 (火) 17:03。 ウィキペディアについて 免責事項ご意見・ご感想お待ちしてます。
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